浅野いにお「おやすみプンプン」が大好きな私

重たい話が大好きな私。

探していると、見つけたのがこの「おやすみプンプン」でした。

おやすみプンプンのあらすじを簡単に説明します。 主人公、プンプンは普通の小学生。 転校してきた田中愛子に一目ぼれをしました。 愛子ちゃんとの約束、「一緒に鹿児島に行く」。 プンプンは、家の事情で約束の場所に行くことができませんでした。 それから、愛子ちゃんとはすれ違いの毎日。 約束を守れなかったことが、ずっとプンプンの心には残っていました。 でも、時間は過ぎ、プンプンは高校生になり、卒業して一人暮らしを始めました。 「2年経っても何も変わらなかったら、死ぬ」 ぼんやりとそんなことを考えて生活していると、南条幸という女性と出会います。 バイトをして、仕事をするために勉強もして、運転免許をとるために教習所へ通っていたプンプン。 プンプンは、そこで愛子ちゃんと再会します。

これがおやプンのだいたいのあらすじ。 どこが重いのか?と思いますよね。

以下がネタバレ。 愛子ちゃんと再会し、かつての約束を果たそうとする2人。 愛子ちゃんのお母さんに事情を説明しに行くと、逆上した愛子ちゃんのお母さんが包丁を取り出し、愛子ちゃんを刺します。 お母さんを取り押さえたプンプンは、そのまま愛子ちゃんのお母さんの首をしめて殺してしまいます。 そして、2人はかつて約束した鹿児島へ向かうのです。

警察に追われ始めた愛子ちゃん。 実は、お母さんにとどめをさしたのは愛子ちゃんでした。 追われることに疲れた2人、誰もいなくなった村で、2人ゆっくり目を閉じました。 プンプンが目を覚ますと、愛子ちゃんが隣に居ません。 愛子ちゃんは、首を吊っていました。

東京に戻ったプンプンは、自殺しようとします。 それを止めたのは、南条幸でした。

プンプンは愛子ちゃんとの約束を守れなかったことを忘れられず、愛子ちゃんもプンプンの事を忘れず、そうやって大人になりました。 愛子ちゃんが死んだシーン、心が痛みました。 愛子ちゃんが死んでも、声も顔も忘れてきても、プンプンは前に進んでいかなくてはなりません。 読み終わった後の、あのなんともいえない寂しさ、なかなか味わえません。 重たいだけじゃない、心にずしんとくる、そんな作品。

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